フォトセラピーとは?
            - What is phototherapy?


       
   
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Kodak portra 160
<フォト・セラピ- とは>

 あなたは 絵を描いたり粘土ををこねたり楽器を演奏したり詩を書いたり・・・
 表現をすることで心がリフレッシュした、元気になった、又は自分の気持ちが見えた、そんな経験はありませんか?


フォト・セラピー”とは、そうした表現手段のひとつ、写真を使って自分を表現し、心を元気にするアート・セラピーです。  
   「フォトルーム・アンシャンテ」のフォトセラピーについてはこちらをごらん下さい。


   <フォト・セラピーの歴史>

 
最初に写真を使ってセラピーを試みたのは、イギリスの女性写真家、故・ジョー・スペンス(1934-1992)といわれています。
 彼女は当初営業写真(婚礼写真や家族写真など)のカメラマンをしていましたが、後に階級やジェンダー等の問題をテーマにした社会派の写真を撮影します。従来のドキュメンタリーではなく、セルフ・ポートレートを使った斬新かつ独自の手法で当時の制度、国家、階級、経済に反旗を翻しました。
 
   そして同時にフォト・セラピーのセッションも展開していきます。まず、子供時代のアルバムを元に、何度も過去に遡り、ふたをされていた当時の感情を表面化していきます。また、乳癌を患ってからは、様々なセルフ・ポートレートを撮影しながら(してもらいながら) 病気や医療の権威に立ち向かい、日々変わっていく自分自身を見つめ、自分の存在と向き合いました。
 
 また、アメリカでは、1970年代に写真好きな精神医療の専門家達が、セラピーに写真を取り入れていたというデータもあります。

 

  

- 参考文献: 「私、階級、家族」 ジョー・スペンス著 (新水社


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